2011・3・11日に起きた東日本大震災におけるHS神戸とサポートチームの活動報告です


by aoesupport

てきやさん石巻牡鹿半島大原活動報告

石巻牡鹿半島大原活動報告  4月28・29日

『 ◎◎ のために』

28日 めかぶ出荷手伝い
29日 午前 谷川洞福寺にて鹿除けネット回収、がれき撤去
午後 十八成浜神社前がれき撤去 を行いました。
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初日は大原の区長さんのいとこの小渕浜の藤丸さんのところで
メカブの出荷作業の手伝いをさせて頂きました。
海から挙がったばかりのメカブをフォークのようなもので
茎と実に分ける作業で、手応えが気持ちよくて、20人以上は
人がいて雰囲気もよくて、とても楽しかったです。
海の目の前で潮の香りがして、すごく活気があって、
そしてこの作業のあとで、どこかでこのメカブが売られ、
おいしく食べてもらえることを思うと、楽しいと感じられた作業でした。
メカブのしゃぶしゃぶもすごくうまかったです。

次の日は谷川の洞福寺の和尚さんから、
津波で流されてしまった本堂(お寺)を再建する予定なので、
その時再利用する「鹿よけネット」の回収を頼まれました。
しかし思ったより苦戦しました。 津波の後の固まった土や
倒木やあらゆる障害物に、数十メートルにわたるネットが
複雑に絡んでいて、その都度立ち往生しつつ、ほぐしていきました。
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その後、和尚さんから、「こんなにがれきが残っていたとは・・・余裕があれば、
寺の敷地内のがれきを集めてくれませんか。」 と依頼されました。
寺の敷地内の竹林の伐採と度重なる雨により、埋もれていたがれきが
たくさん露出していました。 「がれきはまだ埋もれているもの」
ということをこの後さらに、てきやチームは思い知らされることになります。

小形棟梁が来て「てきやさん、十八成(くぐなり)で13時に待ってるよ」
と言われ、ほとんどお昼休みも取れずに駆けつけると、
棟梁は、地元の人たちが中心のお祭りの準備で会場となる
十八成(くぐなり)浜の神社前の敷地の土地の整備にあたっていました。
「てきやさん 重機で掘り起こしたら、ゴミがたくさん出て来てびっくりしたっちゃ、頼むわ」
と言われ、力を振り絞りました。
棟梁が重機で掘り起こした土の中からたくさんのがれきがでてきて、
予想外の強い日差しの中のこの作業は、朝7時から動いていた
てきやチームのスタミナを確実に奪っていきました。
「お祭りに来てくれた人たちが転んだり、つまずいたりしませんように」
そういうおもいで何とか、頑張りました。
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十八成(くぐなり)浜の区長さんからも 「こんなにきれいにしてくれてありがとう。
棟梁は昨日からてきやチームにって言っていた。ありがとう。是非お祭りに来てね。」
と言って頂きました。棟梁のうれしそうな、満足そうな表情を見て自分もほっとしました。

活動をはじめてまる一年がたちました。 たくさんの方々の協力を頂き、
野菜とお花と支援物資を車に積んで石巻へ向かった去年の4月から
今もてきやが尊敬している神田橋先生の「出逢った関係性には終わりはない」
ということばをかみしめています。 
(たとえ対象が喪失したり、会えなくなって一緒にいられなくなったとしても、
一人称になってしまっても、出逢えてかかわれた記憶が当事者には残るから
何度でもそのひとをおもうことができる。)

この一年たくさんの大切にしたいいい出逢いに恵まれました。
来年も、メカブ出荷の手伝いや神社のお祭りには行きたいと心から思っています。
去年の5月は、「とにかくがれきを撤去する、とにかく元へ少しでも戻す、
とにかく泥だしを・・・」 そういう感じでした。
今、同じ場所で地元の人たちと一緒にメカブ出荷作業を行い、
誰かが大きなくしゃみをすると笑い声が響き、「・・・だっちゃ  ・・・してけろ」
という聞き慣れた方言が心地よく耳に響きました・・・
この雰囲気がてきやはたまらなくうれしかったです。

石巻は「とにかく◎◎する」から「◎◎のために◎◎をする」 という段階に
入ったと感じました。
しかし、震災、津波の影響での設備・人手不足から、
かきやワカメの収穫量は震災前に全然届かないという話しも聞きました。
今回の活動のように当たり前の何かをしようとすると、まだがれきはたくさん出てきます。

震災と心災はまだ続いているんだなぁとも感じました。
これからも東北に心を寄せていきたいとおもっています。
てきやこと清田和男
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by aoesupport | 2012-05-12 10:00 | 活動報告など