2011・3・11日に起きた東日本大震災におけるHS神戸とサポートチームの活動報告です


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今年もよろしくお願い致します。(^-^)

11月~12月のてきやの活動報告 『人間に戻れる時間をありがとう』

11月24日(日) 南相馬にてビニールハウスの解体

この日は10人位のチームでビニールハウスの解体を行った。広大な土地に
大きなビニールハウスが7~8つ広がっていた。花の苗を育てていたらしいが、
放射能の影響でもう再開できないらしくすべて解体・撤去するとのこと。
この日は10人がかりでビニールハウス一つ しか解体できなかった。

南相馬でよく遭遇する、作るのではなく、壊す、捨てる作業に属するもの。
複雑なおもいを抱えながら身体を動かした。風化と無関心のなかで
片付けられないまま放置されるよりは、心を持った人の手で解体する方が
意味があるとおもった。南相馬社会福祉協議会の門馬会長の
「ふるさとを廃墟で終わらせたくない」ということばが追いかけてくる。
また南相馬に来ようと改めておもった。


25日(月) 福島県金山町のおばあちゃんと再会 

南相馬から新潟・福島集中豪雨の際、畑の泥だしをさせて頂いた金山町へ
向かった。会津の先の新潟県との境目にある町でもう雪があった。
このおばあちゃんのところへは年に1~2回訪ねるようにしている。
行くと喜んでくれるのでとてもありがたい。

お気を遣わせてしまうので、あえて突然訪ねるようにしている。
おばあちゃんの元気なお顔を見るだけでホッとする。
(でもいつももてなされてしまう。) 10月に伺った際は、旅行中で留守だった。
旅行に行けるのは元気な証拠と安心し、近所の方に手みやげを預けて失礼した。
後日おばあちゃんから電話を頂き、「今度来る時は電話ちょうだい」
と言われてしまった。そういういきさつから再会すると、おばあちゃんは、
畑で取れた野菜で煮物や漬け物を用意してくださっていた。
すごくおいしかった。いろんな話しをした。」
おばあちゃんは、「ラーメンはチャルメラがいちばんうまいんだ」と言っていた。
確かにこの日ご馳走になったチャルメラはとてもおいしかった。 
そしてぬくもりを感じた。今度来た時は雪かきや草刈りをしてあげたいとおもった。

30日(土) 石巻牡鹿半島大原にて神社の奥の院手前の石垣作りのお手伝い

イギリスから来たボランティアのキャロラインさんがイギリスでスポンサーを
みつけてくれて地震で壊れた神社の鐘突き堂の再建が決まり、
神社の修復が動きはじめていた。先着していたいっちーと合流し、
この日は石巻市内から来た石材業者さんと大原の人たちと共に
奥の院の石垣を積み上げる作業のお手伝いを行った。
こういう神社の再建に携われることに感謝とよろこびを感じると共に、
大原の人たちと心を通わせながらの作業はいつもながらすごく楽しかった。
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3月下旬から忙しくなるめかぶ・ワカメ漁のお手伝いと、4月以降
おがた棟梁が行う鐘突き堂の再建のお手伝いには、絶対行こうと思っている。

12月1日(日) 帰る前におがた棟梁の作業場に挨拶に行ったら、
「てきやさん大工仕事手伝ってけろ」と言われてしまい、全身に緊張が走った。
(「しくじったらどうしよう・・・」)教わったのは、太くて長い角材のカンナを
使っての面取りだった。均一に角を削るのは難しい・・・
仕事になると鬼になる棟梁にいつ怒られるか・・・寒いのに冷や汗が流れた。
棟梁はニコニコしながら、「てきやさんもこれで大工だな。てきやさんも
おらの弟子っこだなや。 あんたは何をやるにも一生懸命だな。」と笑っていた。
やっとカンナを手放すことができて緊張がほぐれた。
棟梁が、「これらは鐘突き堂に使う木だ。ウソは人の心に響かない。
事実が大事なんだ。てきやさんも何十年後に大原に来て、
これは俺が作った鐘突き堂だって胸を張って言えるっちゃなぁ」とまた笑っていた。
あとになって棟梁のやさしさがじんわり伝わってとてもしあわせな気分になった。


12月14日(土) 大原の高橋さんの実家(築館)周辺の草刈り

この日はいっちーと南相馬に行く予定だった。
しかし、いつもお世話になっている石巻の大原の高橋さんから要請があった。
「実家の土地に草が生えて近隣から苦情がきてしまっている。
草刈りを手伝ってほしい。」とのことで宮城県築館方面へ向かった。
以前何度か地震で壊れた実家の取り壊しのための片付けのお手伝いを
させて頂いた場所。深夜からの雪が積もる実家があった土地は
更地の上に背の高い草が生い茂っていた。
実家の土地の前の広い敷地(田んぼだったとのこと) を優先でやるとのことだった。
高橋さんのいとこの方も応援に来てくれて4人になった。
確かに一人~2人では広すぎて大変だと思った。作業は無事に終了した。
夜は築館のビジネスホテルに泊まり、高橋さんといっちーと美味しいお酒を飲んだ。

時々活動を続けていることについて人から問われることがある。
活動を続けている理由について「人間(人)に戻れる大切な時間を頂けるから」
と答えている自分がいる。もちろん日常も仕事も大切にしている。
ただ時に自分のエゴや立場や役割やしがらみが時に自分の心を曇らせる。

南相馬のかなしい風景やこの活動で出逢った人とのかかわりは、
自分の心にダイレクトに染み込み、心に響いてくる。
今の日常の自分とも真摯に向き合いながら
「人間(人)に戻れる時間をありがとう。」
そんな気持ちで今年も活動を続けていきます。

てきやこと清田和男
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by aoesupport | 2014-01-07 21:30 | 活動報告など