2011・3・11日に起きた東日本大震災におけるHS神戸とサポートチームの活動報告です


by aoesupport

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3月~5月南相馬・石巻活動報告

「東北には学びたい人と会いたい人がいる。」
 
南相馬活動日程 
◆3月21日 てきや いっちー  敷地内の草刈り
◆4月12日 てきや 勝沼さん  ビニールハウスの解体
◆4月19日 てきや 内勤ボランティア
◆4月26日 てきや 住居に倒れる危険性のある、杉の木の伐採
              木こり隊補助 木の運搬等
◆5月17日 てきや  草刈り・植木剪定。

 自らの意志で南相馬に来るボランティアはどんな作業も嫌がらず、
今できること、やるべきことを自分で見つけながらきびきびと動いている。
ことばだけではない、その作業を行う背中と行動から自分も生き方を
学んでいる気がしている。ここには学びたい人がいる。
 
◆4月19日 松本ボラセンター長から内勤ボランティアをやるようにと
指示を受けた。内勤ボランティアとはボラセンにいて、受付や実務、
電話対応等を行う。松本センター長は忙しく現地を飛び回っているため
不在の時間帯も多く、時に被災者の方のニーズ受付対応も行う
大事なポジションである。実際に被災者の方が来所したり、
電話が掛かってきたりして緊張の連続だった。

◆5月17日 原発から20キロ圏内のお宅の庭の草刈りと剪定を行った。
草や木を刈ることはできても回収のメドは経っていない。(放射能が絡むから)
庭に置いておくしかないトン袋につめた草や木が増えていく・・・
高齢の足の不自由な家主さんだった。住めていた所に住めなくなり、
庭の伸びていく草と木、ずっと気になっていたんだろうなとおもった。
今は山梨に移住(避難?)しているという。家主さんが庭を見つめながら、
「原発にはひどい目にあった」つぶやいていた。

松本センター長の話ではボランティアも足りておらず、ニーズに
対応しきれていないという。家主さんは、「庭の草刈りをお願いしていたけど、
あと数日で山梨にもどらなくてはならない。いつやってくれるのか?」
とボラセンに問い合わせたら、やっと4人のボランティアが来たとのことだった。
その4人のボランティアは頑張ったが3年以上手がつけられなかった
広い庭は荒れ放題で草刈りはなんとか終了したが、
木の伐採と剪定は残念ながら終わらなかった。

てきやの心の中には、このような状況に置かれる被災者の方々が、
少しでも減り、心の負担が減りますように・・・
そんな祈りのようなもどかしいおもいが残った。 
やっぱりまた南相馬に行こうと強くおもった。
松本ボラセンター長の口癖の「できる人ができる時にできる事をする」
ということばがいつになく心に響く。南相馬には学びたい人がいる。


◆4月27、28日 石巻牡鹿半島大原 めかぶそぎ作業

26日に南相馬で活動したあとそのまま石巻へ向かった。
水温が上がる前にめかぶの収穫をということで浜はまだ忙しかった。
前回と同様に大原行政区石森区長さんのいとこの小渕浜の藤丸さんの
ところで2日間お手伝いをさせて頂いた。
区長さんも毎日午前中は手伝いに行っているとのことだった。 
改めてこれからも漁業の手伝いもしていきたいとおもった。
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今回、おがた棟梁の還暦を小西兄貴と祝った。
棟梁は涙ぐみながらよろこんでくれた。しあわせを感じるとてもいい時間だった。

平さんが家を建てる話を真剣に話してくれたり、石森区長さんが
家に呼んでくれて食事をごちそうしてくれたり、
小野寺さんとお酒が飲めたり、とてもありがたいつながりがあった。
その一方で、会えなかった人もいた。薄れていくつながり。

「人は他者への一定の気遣いを共有することは前提であり、大切なことである。」
というおもいをてきやは敢えて曲げず、清濁併せ呑むことができなかった。
でも今の自分はそれでいいとおもっている。
「うまく関われなかった、できなかった」ということよりも
「感じられない」ことの方が人として恥ずかしいこととおもっている。

自分なりに人として感じられる人でいたい。
自分のおもいも大切にしなければ、人のおもいも大切にすることはできない。
自分の人間理解と表現もまだ至らないところもある。
それらを真摯に受け止めて自分自身と向き合っていきたいとおもう。

・・・そして・・・おがた棟梁は約束通り木でできた照明器具を作ってくれていた。
・・・自分の働いたお金で買う一生の宝物・・・

「てきやさんの顔を思い浮かべながら作ったよ」という棟梁の笑顔がまぶしかった。
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今、自分の部屋にはそれがあり、時々やさしく灯っているのを
いろいろなおもいで眺めている自分がいる。

こんなに豊かな時をありがとう。

南相馬には学びたい人が、石巻には会いたい人がいる。

またこれからも東北へ (^-^) てきやこと清田 和男
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by aoesupport | 2014-05-25 23:30 | 活動報告など