2011・3・11日に起きた東日本大震災におけるHS神戸とサポートチームの活動報告です


by aoesupport

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やっさんです

3月11日を今年もむかえ、東日本大震災から4年がたちました。このブログも停滞し、私自身も何もしていないような状況ですが、てきやさんはきちんと自分にできる活動を続けてくれています。もはやボランティアが何かできるという状況では無いと考える方もいるとは思いますが、こうして毎月活動を続けている仲間がいることも心にとどめておきたいと思います。


◆12月~3月活動報告
「誰でもできることを私にしかできないというおもいをこめて」 今年も活動を続けます。

◎12月27日(土) 南相馬  ビニ-ルハウスの解体と竹の伐採
 
以前はビニ-ルハウスの解体には心理的な抵抗があった。放射能のため農業を続けられなくなったことの意味を考えてしまうから。 (ボランティア不足だから)いかに早く解体して次の現場へと思う自分に少し戸惑いを感じた。 慣れてはいけないこともある、考えなくてはいけないこともある、帰り道、年末の常磐道の高速を運転しながらそんなことをおもった。

◎1月17日(土) 南相馬  庭の整理(竹や木の粉砕、移動)  

前回のボランティアチ-ムが切り倒した竹や木を整理してほしいというのが家主さんの依頼だった。やはり家主さんがいると気持ちが入る。休憩のたびにコ-ヒ-やお菓子をいただいていろいろお話を伺った。 こたつで温めていた鯛焼きも頂いた。心もあったかくなった気がした。大人になり、知らないうちに甘いものが苦手になっていた。特にあんこは。 子供の頃亡くなった祖母がよくこたつでお弁当や鯛焼きを温めていてくれて、小学校が半日だった土曜日にそれを食べるのが楽しみだったことを思い出した。鯛焼きってこんなにおいしかったんだなって思った。自分は時間ギリギリまでもっと庭をきれいにしてあげたいと思ったが、午後は雪が降り出したこともあり14時30分頃家主さんから作業のストップがかかった。「他にも困っている人がたくさんいる中で、ここまでしてもらってうちは大丈夫 ありがとう。満足しました。」という言葉をいただいた。ぬくもりを感じた一日だった。

◎2月8日(日) 南相馬 ビニ-ルハウスの補修 草刈り

珍しく、解体ではなく、ビニ-ルハウスの補修・・・肥料の入った土が雨で流れないように囲う作業を家主さんと行った。家主さんによると除染はしてもらっているけれども、上流のダムの水が放射能で汚染されているため、農業の再開は難しいとのこと。「このハウスで稲の苗を育てていたんだ。・・・自分が生きているうちはもう農業はできない。でも気持ちだけでも何かしたくてね・・・でもひとりじゃあ気がめいっちゃって・・・今日ボランティアさんたちが来てくれてよかった。元気が出たよ・・・」と話されていた。たとえ稲の苗が植わらなかったとしても今日の作業の意味はあったとおもい、心がいっぱいになり、もう帰りたいとおもったが、ボランティア不足の折り、まだ14時、次の現場の応援に行かないと松本センタ-長に怒られる・・・という話になり、強い雨の中、次の現場へ向かい、草刈りを行った。 終わってみたら充実した一日だった。

◎2月11日(水)  石巻牡鹿半島大原  ご神木祭参加(てきや イッチ-)  

◎2月22日(日) 南相馬  竹の伐採 草刈り つばきの剪定 

作業指示書にはつばきの木の剪定とだけあった。慣れない手つきながら植木屋さんになったつもりでチョキチョキ剪定をしていたら家主さんが来た。「昨年9月に頼んでいてもう来てくれないかと思った。本当は、木や竹も切ってほしい」と話された。「・・・孫たちは新潟に家を買ってもうここには戻ってこない。先祖代々300年続いたこの家と土地が自分の代で終わってしまう・・・何も悪いことしたわけでもないのにくやしい・・・」 返す言葉もなくうなだれるしかない自分がいた。 心のどこかが痛い・・・  「住めないとわかっていても、先祖代々のこの地に住みたいと思うし、きれいにはしておきたいんだよね・・・」と家主さんは続けた。 せめて自分ができることをとおもい、のこぎりを持つ手に力を込めた。

◎3月8日(日) 南相馬  ボラセン移転準備(廃材の片づけ 棚の設置)

南相馬市社会福祉協議会よりボラセンの立ち退きを迫られ、その期限が3月いっぱいである。幸い地元の方で親切な人がいて、今のボラセンの近くの廃業した旅館の建物と敷地に移転できる運びとなり、整備が必要となっていた。 この日は松本センタ-長の命により、機材置き場への棚の設置と廃材の移動を依頼された。

 1月17日の朝礼での松本センタ-長の話が印象的だった。「人はどんな時にしあわせを感じるのか。周りの人や家族がよろこんでいるときもしあわせを感じるのではないでしょうか。小高(南相馬市小高区)の人がしあわせになれるようできることをできる人が行い、被災者の心のがれきも取り除いてあげてください。」 
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 南相馬のボラセンには年配のボランティアさんが多い。自分の父親の世代の人も多くいて、とても親切にしてくれる。 ずっと父親的なやさしさがほしいとおもい、自分もそれを身に着けたいとおもっている。自分らしさを活かした人とのかかわりと生き方をつかみたいとおもう。 自分の人生の課題と欲しいものがこの活動の中にはある。誰かの、何かの役に立ち、しあわせを感じつつ、人とのふれあいとかかわりをこれからも増やしていきたい。

今年も南相馬で竹や草を刈る。 誰でもできることだけど、今ここで私にしかできないという気持ちを持って。

てきやこと清田 和男
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by aoesupport | 2015-03-16 00:30 | 活動報告など