2011・3・11日に起きた東日本大震災におけるHS神戸とサポートチームの活動報告です


by aoesupport

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『感謝とよろこび』
 いろいろありがとうございます。自分のペースで無理をせず
これからも活動を続けていきたいとおもっています。 てきや

●9月19日 台風18号大雨被害日光市のお宅の庭の泥だし

 19日、シルバーウィークは石巻市牡鹿半島大原へ行くのを楽しみにしていた。
しかし台風18号の被害の大きさを感じ、一日はお手伝いをとおもい、
いっちーと一緒にあまり報道されずにボランティアも足りていなかった日光市へ向かった。
期せずして大原で一緒に活動したカメラマンの小西兄貴や長谷川さん、
和歌山や南相馬で一緒に活動した高田さんもいて、同じチームになった。
15人で庭の泥だしをしたが終わらなかった。水害の大変さを改めて感じた。
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●10月10、12、18日常総市へ

 常総市には3回足を運んだ。活動内容は、生活道路の清掃や
お宅の庭の泥だしや整備だった。被害範囲が広く、
まだ庭に泥が残っているお宅が広範囲にあり、田畑にも水害の後が痛々しく残り、
道路にも、ワラや泥、流失物が散乱していた。 
着替えや長靴等が重かったが、自宅から電車を乗り継いで1時間30分位で
水海道のボラセンに着き、バスで現場へ移動というパターンは、はじめてだった。
被害が広範囲で駐車スペースが限られている市街地での災害支援は
この形になるのかもしれない。 
東北と違って行きやすさもあるのか、「初めてこういうボランティアに来ました。」
という方もちらほらいて、「ボランティアに行ける人が増えてくれたらいいなぁ」と思った。
 1回目の常総市での活動を終えてバスへ歩く道すがら、渇いた泥が付いたままの
たくさんの稲穂とその奥に一人で庭の片づけをされている住民の方の姿が目に写った。
ボラセンの方の「冬が来る前になんとかしたい…」という言葉も思い出して
また常総市へ行こうと思った。
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●9月20日~23日 石巻市牡鹿半島大原へ遊びに。

 シルバーウィーク…前述の日光市から大原へ向かった。 
大原行政区の石森区長さんにいつものように挨拶に伺い、
「今回はボラではなく、大原の人たちに会いに遊びに来ました。」と言うと、
「じゃあオラの船で釣りに行こう」と言って下さり、生まれて初めてヒラメを釣ることができた。
他にもサバ、イナダ、カンパチ等も釣れた。いっちーもヒラメ、マゴチ、ホウボウが釣れた。
「区長さんメチャクチャ楽しいです!」と何度も船上でつぶやき、
「生きていれば楽しいこともあるんだなぁ」としみじみおもった。一生の楽しい想い出になった一日だった。 ヒラメは区長さんの奧さんにお造りにしてもらい、他の魚たちは炭火で塩焼きにして、
7~8人の大原の人たちとわかちあい、至福のひとときを味わった。
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 仮設住宅から高台移転の復興住宅に移られる方、自立再建で家を建てられる方、
ご家族や仕事の事情で大原を離れる方、恋愛相談等いろいろなお話しを伺い、
それぞれの方々が大切な人生の選択をされて、その結果離れ離れになる印象も
受けて複雑な気持ちになったが、こうしてつながりとかかわりが残り、
お話しを伺えることはありがたく、うれしいことと感じた。

 おがた棟梁とも再会し、お酒を酌み交わせた。
おがた棟梁とは飲みながら震災直後の頃の話しをすることが多い。
団体でボランティアに来た女性に「ありがとう」とおがた棟梁が言ったら、
「私なんかに声を掛けてくれてありがとう」と返ってきたとのこと。
「ありがとうっていうのはこっちの方なんだ」とおがた棟梁がしみじみ言っていた。
棟梁には真心がある。
「てきやさん…無理するなよ、怪我するなよ、もうすぐ暗くなるから終わりにしろよ」と、
いつも「てきやさん…」から始まる棟梁の笑顔でのぶっきらぼうな命令口調を
聞くのが好きだったことを思い出した。
「自分は棟梁から真心を、やさしい気持ちをたくさんもらってきたんだな…」 
気がついたらうれしくて泣いていた自分がいた。
 大原は感謝とよろこびに包まれた時間だった。 

 まだ身体にキレが戻らないが、こうして活動を再開できたことをうれしく、
ありがたいと感じている自分がいる。 

  清田 和男
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by aoesupport | 2015-11-17 03:00 | 活動報告など