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2011・3・11日に起きた東日本大震災におけるHS神戸とサポートチームの活動報告です


by aoesupport

4月8日週に参加したメンバーの感想

ヒロミです。

4月8日に参加した人(男性)から感想をもらいました。紹介します。

◎誘われたときの気持ち。

自分も何かの役に立てたら・・・と思っていた所にお誘いの声をかけて
頂いたので、「こんな俺でも何かできる!」と、機会を得た事が嬉しかったです。
反面、不安な気持ちも凄いありました。
「向こういって地震にあったらどうしよ?」
「こんな自分に何ができるのか?」etc。
出発直前まで色々な事を考えていました。

◎実際に行ってみて。

 最初は何の変哲もない市街地なのですが、何だか不気味です。
そして被害にあった方面に行くに連れて徐々に風景が変わっていきます。
その光景は絶句してしまうほどでした。
 
 自分たちは今回、一軒のお宅の庭の泥等を除去しに行きました。
そのお宅には3歳の少女がいるのですが、話を聞くと津波に
流されていた所を偶然、知り合いの方に救われたとのこと。
とても怖い思いをしたと思います。でもその子はとても明るい子で、
自分らが作業をしている時に色々声をかけてくるんです。普通、
そんな目にあった3歳の少女が笑顔で自分らに話かけてくると思いますか?
 
 自分はマッドバスターとしてこのお宅に来た訳ですが、
自分は子供が好きということもあって、途中からその子の話相手や
遊び相手になりました。遊んだり話したりしている内に、
自分は「今回はこの子の為に頑張ろう!」と心に決めて作業をしました。
 
 帰るときに「また明日来てね!」と言われました。
3歳の子ですから、まさか自分たちが東京から来ているなんて思いもしません。
とても純粋な気持ちだったと思います。ただ純粋な気持ちなだけに、
その思いに答えられなかったことが本当に残念でした。
だからこそ、これからも定期的に石巻市に行ってがんばろうと心に決めました。

※感情のままに書いたため支離滅裂かもしれないですが、すみません。

◎これから行く皆さんへ

 出発時は正直、不安の方が大きいかもしれません。
しかし、石巻のボランティア拠点の方々と一緒にいると、
人間の温かみを感じるせいか不安は少し和らぎます。
 自分たちはボランティアとして行きますが、得るものが非常に多いです。
是非、いろんな事を感じとって欲しいです。
また、自分らは行くことだけが目的と思ってはいけないと思います。
自分らは無事に帰ってきて、なおかつ周りの人にリアルな
メッセージを発信していくことも大事な作業です。
 
 最後に、自分たちには帰る家があり、家族があり、仲間がいます。
しかし、現地の方たちには家がなく避難所で生活している方・
津波で家族が行方不明の方・仲間の安否不明の方がいます。
現地の方々も一日も早く普通の生活を送る為に必死に動いています。

でも本当に動かなくちゃいけないのは自分たちのような人たちではないでしょうか?
自分たちだからこそできることがあるんじゃないでしょうか?

余震にはくれぐれも気をつけてください。ご健闘をお祈りいたします!

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感想ありがとうございます。
お名前がありませんが、はじめて被災地に入る人が持つ
思いを、わかりやすく書いていただきました。

自分が体験したことを、経験として血肉にするには
人に話して反芻することが必要です。
その中で、今回自分のできたこと、できなかったことを
考えて、自分たちのような人たちが動けることを
どんどん人に広めてつなげてくれることを期待します。(やっさん)
by aoesupport | 2011-04-16 23:30 | 活動報告など