やべっちの気仙沼活動報告(6月10日・11日)
2011年 06月 17日
5月にてきやチームの一員として牡鹿半島で活動したてきやの職場の同僚の
やべっちが単身気仙沼に行き活動報告をあげてくれたので紹介します。
てきやの印象として、改めて被害の大きさを実感させられました。
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やべっちです。
気仙沼へ6月10日の夜に埼玉を出て11日、12日とボランティア活動に行ってきました。
行きは雨降りで視界が悪かったことと前日から一睡もしてなかったということもあり、
泉PAで仮眠3時間をとるまでは睡魔と体力との闘いでした。
気仙沼のボランティアセンター(市民健康管理センターすこやか)に朝8:00に到着しました。
到着してからの流れは受付開始が8:30からで9:00からオリエンテーションでした。
その後各スタッフよりボランティア依頼のある現場を「どこどこ何名」と読み上げ、
自己申告で参加。何ヵ所かで読み上げているので、よく聞こえないのと早い者勝ちで
活動に参加するかたちでした。行き場が決まったらスタッフより詳しい説明を受け、
参加メンバーの中からリーダーを決めるのですが、なぜか今回はリーダーを
任せられることになり務めました。渡された依頼主の書類に目を通して前回活動
チームの報告を元に道具を準備し、現地への行き来はスタッフが送迎してくれました。
行った先は気仙沼港から3km離れたお宅で広い庭の泥出しを行いました。
こちらのお宅の方は3月24日に気仙沼の家へ戻り、それまでは仙台にいたそうです。
戻ったときは、庭にはマグロやサンマの死骸がどっさり庭にいたとか…。
回りの外壁を見ても津波の痕が地上から1m60cmほどにあり3km離れたとこ
まできた津波の高さや脅威を感じました。
活動の話に戻りますが午前中は雨降りの中泥を土嚢に詰めて、一時間おきに
休憩を取りました。 こちらのお宅の方は休憩のたびにお茶とお菓子を
出して下さって、あっても捨てるだけだからとまだ着れるだろう服を
着替え用として出してくれました。とても申し訳なく思うのと温かい好意を
無にしては・・・という思いでご好意に甘えました。
午前中参加したメンバーは皆個人参加の方々で僕も含めた5名(京都1名、
静岡1名、千葉1名、埼玉2名)で午後からはハローワークの職員3名
(熊本1名、大阪2名)も加わり8名になって天気も良くなり暑さの中での
作業になりました。出した泥は土嚢袋で全部で約140袋でした。
作業は15時までなので、センターに迎えの連絡を入れて戻り、
道具を片付けて解散しました。僕は作業報告をして一日目の活動が終了しました。
その後はセンターに貼られてあるいくつかのお風呂屋さんの案内を
チェックし車で5分の場所にある「ともの湯」という銭湯に行きました。
利用料金は400円で活動に参加した人たちが利用していることもあり、
軽く言葉を交わしながらの入浴でしたが、あまりの熱さに長湯は出来なかったです。
入浴後、まだ17時過ぎに、車を気仙沼市内・港へ走らせました。
目に映る光景に息を呑み言葉を失いました。
夜はボラセンの駐車場で車中泊しました。二日目も初日と同じ流れで活動先を
決めました。メンバーは初日と顔ぶれが異なる僕も含めた5名(東京1名、
埼玉2名、大阪1名、地元の学生1名)でリーダーは大阪の方になりました。
前回の活動チームの報告通りに泥出し準備をして依頼主のお宅へ向かいました。
しかし、今回向かった先は震災時からの継続での依頼ということだったのですが、
高台にあり家はしっかりしてて津波被害を受けている様子が全く感じられない
お宅でした。77歳のおばあさまの依頼は二階の片付け、家具の移動、
外にある物置の中の物を処分してくださいとのことでした。
皆さん戸惑っている様子でしたが二階へ2名と外へ3名に別れて活動しました。
僕は外班で物置の物を庭先へ出し作業を半日行いました。
昼休みにセンターのスタッフが迎えに来てくれて、活動が終了しました。
帰りはボラセンから車で10分ほど走ったところの山中にある大曲コミュニティ
センター内のお風呂(200円)を利用しました。 そこは近所の高齢者の方たちが
多かったです。その中の一人の方が「今日はぬるいなあ」なんて言ってたけど、
僕には少し熱かったです。その方は定年を迎えて3年で都庁に勤めてたそうです。
お風呂から上がり椅子に座って、その方と世間話をしてから、大曲コミュニティ
センターから帰路につきました。
今回の活動は一人でダメージが大きくて苦しんだけど、一人ならではの行動も
とれていろいろな方に出会えて話が聴けましたし、経験込みで収穫が多い活動に
なりました。次回は来月に行ってきます。 やべっち
やべっちが単身気仙沼に行き活動報告をあげてくれたので紹介します。
てきやの印象として、改めて被害の大きさを実感させられました。
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やべっちです。
気仙沼へ6月10日の夜に埼玉を出て11日、12日とボランティア活動に行ってきました。
行きは雨降りで視界が悪かったことと前日から一睡もしてなかったということもあり、
泉PAで仮眠3時間をとるまでは睡魔と体力との闘いでした。
気仙沼のボランティアセンター(市民健康管理センターすこやか)に朝8:00に到着しました。
到着してからの流れは受付開始が8:30からで9:00からオリエンテーションでした。
その後各スタッフよりボランティア依頼のある現場を「どこどこ何名」と読み上げ、
自己申告で参加。何ヵ所かで読み上げているので、よく聞こえないのと早い者勝ちで
活動に参加するかたちでした。行き場が決まったらスタッフより詳しい説明を受け、
参加メンバーの中からリーダーを決めるのですが、なぜか今回はリーダーを
任せられることになり務めました。渡された依頼主の書類に目を通して前回活動
チームの報告を元に道具を準備し、現地への行き来はスタッフが送迎してくれました。
行った先は気仙沼港から3km離れたお宅で広い庭の泥出しを行いました。
こちらのお宅の方は3月24日に気仙沼の家へ戻り、それまでは仙台にいたそうです。
戻ったときは、庭にはマグロやサンマの死骸がどっさり庭にいたとか…。
回りの外壁を見ても津波の痕が地上から1m60cmほどにあり3km離れたとこ
まできた津波の高さや脅威を感じました。
活動の話に戻りますが午前中は雨降りの中泥を土嚢に詰めて、一時間おきに
休憩を取りました。 こちらのお宅の方は休憩のたびにお茶とお菓子を
出して下さって、あっても捨てるだけだからとまだ着れるだろう服を
着替え用として出してくれました。とても申し訳なく思うのと温かい好意を
無にしては・・・という思いでご好意に甘えました。
午前中参加したメンバーは皆個人参加の方々で僕も含めた5名(京都1名、
静岡1名、千葉1名、埼玉2名)で午後からはハローワークの職員3名
(熊本1名、大阪2名)も加わり8名になって天気も良くなり暑さの中での
作業になりました。出した泥は土嚢袋で全部で約140袋でした。
作業は15時までなので、センターに迎えの連絡を入れて戻り、
道具を片付けて解散しました。僕は作業報告をして一日目の活動が終了しました。
その後はセンターに貼られてあるいくつかのお風呂屋さんの案内を
チェックし車で5分の場所にある「ともの湯」という銭湯に行きました。
利用料金は400円で活動に参加した人たちが利用していることもあり、
軽く言葉を交わしながらの入浴でしたが、あまりの熱さに長湯は出来なかったです。
入浴後、まだ17時過ぎに、車を気仙沼市内・港へ走らせました。
目に映る光景に息を呑み言葉を失いました。
夜はボラセンの駐車場で車中泊しました。二日目も初日と同じ流れで活動先を
決めました。メンバーは初日と顔ぶれが異なる僕も含めた5名(東京1名、
埼玉2名、大阪1名、地元の学生1名)でリーダーは大阪の方になりました。
前回の活動チームの報告通りに泥出し準備をして依頼主のお宅へ向かいました。
しかし、今回向かった先は震災時からの継続での依頼ということだったのですが、
高台にあり家はしっかりしてて津波被害を受けている様子が全く感じられない
お宅でした。77歳のおばあさまの依頼は二階の片付け、家具の移動、
外にある物置の中の物を処分してくださいとのことでした。
皆さん戸惑っている様子でしたが二階へ2名と外へ3名に別れて活動しました。
僕は外班で物置の物を庭先へ出し作業を半日行いました。
昼休みにセンターのスタッフが迎えに来てくれて、活動が終了しました。
帰りはボラセンから車で10分ほど走ったところの山中にある大曲コミュニティ
センター内のお風呂(200円)を利用しました。 そこは近所の高齢者の方たちが
多かったです。その中の一人の方が「今日はぬるいなあ」なんて言ってたけど、
僕には少し熱かったです。その方は定年を迎えて3年で都庁に勤めてたそうです。
お風呂から上がり椅子に座って、その方と世間話をしてから、大曲コミュニティ
センターから帰路につきました。
今回の活動は一人でダメージが大きくて苦しんだけど、一人ならではの行動も
とれていろいろな方に出会えて話が聴けましたし、経験込みで収穫が多い活動に
なりました。次回は来月に行ってきます。 やべっち
by aoesupport
| 2011-06-17 10:00
| 活動報告など