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2011・3・11日に起きた東日本大震災におけるHS神戸とサポートチームの活動報告です


by aoesupport
やっさんです。

こちらのブログは東日本大震災に関するサポートチームのブログですが、
我々サポートチームの母体でもある、AOEが活動していたフィリピンでの
今回の台風災害においても、記事を掲載させていただきます。

各マスコミの報道により、ご存知の方も多いとは思いますが、
11月はじめにフィリピン中部を中心に、記録的大きさの台風30号
による水害・風害被害がおき、多くの方が亡くなられいまだ避難している
方も大勢いらっしゃいます。謹んでご冥福をお祈りいたします。

各地でこの未曾有の災害に対して、支援の活動がひろがっていますが、
吉村誠司さんが、19日にフィリピンマニラにはいり、現地入りする予定が
決まりましたので、こちらのブログをご覧の方で吉村さんの活動への
支援をお考えの方は、参考にしていただけたらと思います。

以下、吉村さんのブログから転載===============

80年代学生時代より通い続けているフィリピン中部を巨大台風が
通過した。知り合いの司祭宅も被災し、レイテ島の司祭宅は
跡形も無く飛ばされ、司祭は今も行方不明である。

レイテ島の二つ隣りのパナイ島ホームステイ先は、なんとか無事
だったが、北部では9割近く被災しているという。
現地に入り支援したい思いは村人も同じなので、
今、村で竹を切り出して簡易住宅作りの材料を集めている。
それを購入し、マニラや無事な都市から運んだシートを活用して
居住空間を創る「バンブープロジェクト」を開始します。


私は、19日にマニラに入り依頼している日系企業で働く仲間より
ブルーシートを調達し、トラックで現地入りする準備を開始。
ちょうど、ビサヤ諸島の司祭達が打ち合わせと資材購入での
マニラ入りもあり、一緒に現地入りする。
報道はレイテ島が多いが、広域での被災地があることお伝えしたい・・・
どうか、現地への思いを託していただければ幸いです・・・

ゆうちょ銀行 口座 00980−7−264796
「ヒューマンシールド神戸」
通信欄に「バンブープロジェクト」と明記ください。

三菱東京UFJ銀行 明石支店 普通4576874
「ヒューマンシールドコウベ」

また、現地への渡航費や国際電話など事務局費も募集中です!
 
========================吉村誠司

東日本大震災の時に、フィリピンの小さな村の教会でも、
日曜日のミサの時にどれだけの祈りがささげられたことでしょう。
起きてしまった自然災害に苦しむ人々へ、皆さんの力が必要です。
# by aoesupport | 2013-11-17 14:00 | 活動支援金のお願い
 『続くおもいと縁』
■6月28日29日 南相馬
  28日 神社周辺の竹林の伐採と草刈り・ 29日木の運搬(お昼まで)
6月28日(土) 勝沼さんとやまちゃんが同行してくれて、いつものようにに南相馬
のボラセンへ。神社周辺の竹林の伐採と草刈りとのこと。
しかし初めは竹林に覆われて神社は見えなかった。周囲には昔のお侍さんのお墓も
あるという。約10人で、チェーンソーやノコギリで目の前の竹を切り倒していった。
みんなの力が合わさって、お昼には小さな神社が姿を現した。
引き続きお侍さんのお墓に時々手を合わせながら竹を伐採し、草を刈った。
てきやさん活動報告(2013年6月~9月)_b0213209_16505464.jpg

29日は、和歌山の水害でも一緒に活動したあかつきの高田さんがチェーンソーで切
り倒した杉の木の運搬をした。津波を浴びてしまった杉が立ち枯れていて、いつ住
宅の方に倒れるかわからないので切り倒す必要があるとのことだった。

■7月13日14日
 石巻牡鹿半島大原 夏祭り準備手伝い
てきやさん活動報告(2013年6月~9月)_b0213209_16513249.jpg

お祭りの当日は別の外せないボランティアがあったので、
やまちゃんと一緒にお祭り準備をさせて頂いた。
13日は、神社に飾る絵馬をきれいにする作業を、
14日は大原の人たちと一緒に神社
の整備を行った。 大原の人たちと共に行う作業はいつも楽しい。
合間には、小野寺さんがジャガイモ掘りに連れて行ってくれたり、
いつものように大原行政区の区長さんや平さんや高橋さんが
もてなして下さった。今回も思い出になる、ありがたく、楽しい連休だった。

そして8月もいっちーと一緒に南相馬に行けるはずだった。
8月初旬、左目の見え方に違和感があり、通院したところ、成熟(重度)の白内障と
診断され、入院、手術の運びとなった。
術後も炎症がなかなか治まらず、8月の南相馬行きは断念した。

■9月15日 南相馬
 お宅周辺の草刈り

やっと南相馬へ行ける・・・台風の接近を知りつつも、心の中では、こうして再び、
微力ながら誰かの、何かの役に立てるよろこびをかみしめながら車を走らせた。
雨でも1時間でも作業ができれば、それは意味があることと感じていた。
やはり台風の影響で朝から雨だった。小高区の20キロ圏内のお宅の庭の草刈りの
リーダーをさせて頂いた。マッチングで東京から来たという大学3年生の若者3人と
チームを組んだ。就職活動で忙しくなる前に被災地を見ておきたかったという。
しっかりした若者たちだった。お宅に着くと雨の中で白い花が一輪美しく咲いていた。
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家主さんに会えなくて残念だった。
若者たちに草刈り機の操作を教えて、後半は4人で鎌を使っての仕上げの草刈りを
行った。また、若者たちは真剣に質問も投げかけて来た。
「瓦礫がまだ残っているのは何故ですか。」
「住民の方は今どんな状況ですか。」
仮置き場すら今なお充分にできていない・・・自分なりにいろいろわかる範囲で答えた。
てきやさん活動報告(2013年6月~9月)_b0213209_1653988.jpg

この国は行政が弱い・・・・・

でも雨の中、四つん這いになり、鎌を握る若者たちに救いと希望も感じた。
雨をしのぐ場所もなかったのでお昼はボラセンに戻った。雨足が強まり、
豪雨となり、13時を回ってもそれが続いた。
空を見上げ、松本ボラセンター長が午後の活動の中止を発表した。
「就職が決まったらまた来ます。清田さんいろいろ教えて下さい」
「是非また一緒に活動しよう!(^-^)!」
そんなやりとりをしながら若者たちを見送った。
片付けをしていたら14時頃に雨がやんだ。「これならまだ作業できる」と
常連ボラさんは午前の持ち場に戻っていった。
自分も戻って草刈りの仕上げを行った。ひとりではさびしさを感じ、
長くは作業できなかった。自分のメンタルの弱さを恥ずかしくおもった。
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石巻牡鹿半島大原のおがた棟梁より、津波で本堂を流されてしまった谷川の洞福寺
の和尚さんが、お寺の再建へ向けて動き出していて、てきやと一緒に作業をしたいと
おっしゃっているという。
うれしくありがたいご縁と感じている。10月の3連休に行く予定を立てている。

続くおもい、そしてご縁に感謝しつつこれからも東北へ向かいたい。清田 和男(てきや)
# by aoesupport | 2013-09-26 22:30
やっさんです。ご無沙汰しております。
日本列島各地で自然災害の猛威にさらされております。
皆様のところは大丈夫でしょうか?
埼玉をおそった竜巻は、私のさいたま市とは少し離れていましたが、
その前に降った雨と吹いた風はものすごかったです。一歩間違えればですね。

そんな折に、せいちゃんとてきやさんから同時にお知らせが届きました。
忘れないためのコンサートと誠ちゃん講演会がいっしょに行われます。
何を忘れないようにするの?なんて声も聞こえてくるのが
時の流れというものだとしても、やはり忘れてはいけません。

詳細は以下のちらしをご覧下さい。
忘れないためのコンサート_b0213209_2339485.jpg

# by aoesupport | 2013-09-04 23:30 | 活動報告など
『福島を置き去りにはしないという志を大切に』

◆4月20日(土) てきや 勝沼さん
午前 家財道具の片付け・・・午後 庭と畑の草刈り
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4月20日 松本ボラセンター長が家主さんから家の鍵を預かっていた。
(家主さんが貴重品は回収したので)、すべての家財道具を処分し、
トン袋に詰めて欲しいとのこと。
20キロ圏内・・・もう住まない、住めない・・・ということか・・・家主さんは今・・・? 
そんなことを考えながら作業をはじめた。まだ使える家具、鍋、食器、衣類、布団・・・
家にあるものをすべて外へ出していき、最後に布団と衣類が残った。
まだ使えるものを処分していくという行為の意味と復興という言葉とのつながりが
よくわからなくなっていた自分がいた。
この衣類使えるのに捨てるのか・・・いたたまれない・・・
気がついたら衣類をたたみ直している自分がいた。
なんだかそのままトン袋に入れたくはなかった・・・
外では他のボランティアさんがそのままではトン袋に入らないため、
家具を解体している音が聞こえた。
洗濯の洗剤の香りが残る衣類をたたみながら、自分なりに家主さんのことをおもった。
住めてた家に住めなくなり、使えるものも処分せざるを得ない・・・
「原発さえなければ・・・」
この光景に直面して、この言葉がしばらくてきやの心に、こびりついていた。

しかし、お昼で作業は終了したので午前の事を振り返る間もなく
午後は別の現場へと向かった。大きな家の庭と畑の草刈りを行った。 
畑には今は収穫されることのないたらの芽(山菜)がたくさんあった。

◆5月25日(土) 26日(日) てきや やまちゃん いっちー だてっち
25日 午前 お宅の不要物の片付け ・・・ 午後 刈った木や草の片付け
26日 福島県金山町のおばあちゃんに会いに。
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5月25日(土) 老夫婦と息子夫婦さんと一緒に不要な家財道具の片付けを行った。
ボランティアという名の見ず知らずの人たちが突然訪れる。
ご家族の方々の表情は最初は固く、警戒心すらも見受けられる。
でも、みんなで協力しあって作業しているうちにご家族の表情が和らぎ、
会話ができるようになり、後半はご家族の笑顔も見れるようになる。
てきやが震災ボラを始めてからよく味わう場面である。
この経過がてきやはたまらなく好きである。この日もそうだった。
お昼にこのご家族が出してくれた漬け物がすごくうまかった。
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単純に来て良かったと思った。
何をしたか、何ができたかではなく、出逢いから、かかわりと交流が生まれ、
今できることを行いながら共に時を過ごせることのよろこびをおもった。
午後は時間が余ったので、別な現場へ行き、草や木をトン袋へ詰める
作業を行った。ここの家主さんも親切だった。
「福島の米はうまいんだよ。今度ごちそうするから、食べにきてね(^-^)」
お別れに聞いたお言葉がうれしく、でも心のどこか痛いと感じた。
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26日(日)は、2011年夏の福島・新潟集中豪雨の際、畑の泥だしを
させて頂いた金山町のおばあちゃんに会いに行った。 
おばあちゃんが元気だったことがすごくうれしかった。
おばあちゃんは、大工さんがリフォームに入っていることをうれしそうに話していた。
「秋になったら畑の大根あげるからね、またおいで(^-^)」と言ってくれた。
てきやは夏に庭と畑の草むしりの手伝いに来ようと心の中でつぶやいた。

◆6月1日(土) てきや一人 お宅の庭の片付け(草刈り、木の伐採)
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6月1日(土) この日はてきや一人で行ったが、ボラセンで7人のチームが組まれ、
リーダーをさせて頂いた。作業指示書には、「敷地内の木はすべて伐採してください」
とあった。庭には立派な松の木もあった。 念のため家主さんに電話した。
この日はお葬式が入り、立ち会えないとのこと。
「・・・いつ住めるようになるかわからないからもう家も取り壊そうとおもって
・・・だから庭の木も全部切って下さい。」 
この日はほぼ1日慣れない手つきでチェーンソーを握り、木を伐採した。

最近の南相馬は、住むことを断念して片付けるニーズと
いつか住むために片付けるニーズとが混在している。
どちらもご家族、当事者だけでは大変である。

復興の文字が遠い。
そこに行き、何をしたかできたかよりも、大切なことは『志』だとおもう。

これからも「福島を置き去りにはしない」という志を胸に
福島に心を寄せ足を運んでいきたい。

てきやこと清田和男
# by aoesupport | 2013-06-11 10:30 | 活動報告など
やっさんです。
いつもきびしい視点で、震災後のボランティア活動を見続けている
てきやさんですが、今年のGWは石巻大原でAOEキャンプのように
過ごせたようです。こういうレポートもいいですよね。
+++++++++++++++++++++++++++++

石巻牡鹿半島大原へ4月27日28日29日

4月の連休に大原に行ってきました。
目に見えるもの、見えないもの合わせて、
頂いたものが多く、そして大きかったです。
てきやさんのGW石巻牡鹿大原(たまには楽しく!)_b0213209_219193.jpg

作業は大原浜の漁具片付け、ワカメの出荷準備、
突然現れた小西兄貴と一緒に谷川の洞福寺の
水源整備をさせて頂きました。
てきやさんのGW石巻牡鹿大原(たまには楽しく!)_b0213209_2184682.jpg

ワカメ漁も終盤戦でしたが、冷蔵・冷凍設備が
完全には復旧していないことと、人手不足で大変と聞きました。

高橋さんが仮設に招いてくれたり、小野寺さんがワラビ採りに
連れて行ってくれたり、小形棟梁が腰掛けをプレゼントしてくれたり、
大原行政区の石森区長さんが日本酒をおみやげに持たせてくれたり・・・
てきやさんのGW石巻牡鹿大原(たまには楽しく!)_b0213209_2195122.jpg

ただただうれしくありがたく、いい時を過ごした休日でした。

やっぱり東北のワカメとメカブはとてもおいしいです。(^-^)
# by aoesupport | 2013-05-23 21:00 | 活動報告など